濾過材はどれがいい?

このページでは、浄水器に使用されている濾過材(フィルター)の種類について説明します。どの濾過材が日本の水道水に適しているのか、家庭用浄水器にとって必要な性能は何かなどを探ります。

日本の水道水に含まれる不純物や有害物質と、それらを除去できる濾過材の種類

以下は、日本の水道水に含まれていると言われている不純物や有害物質と、各社の浄水器で使われている濾過材でそれらを取り除けるのかどうかについて調べた結果です。

  不織布 活性炭 中空糸膜 イオン交換材
(ゼオライト)
セラミック 宝石・鉱物
塩素 三角 二重丸 三角 バツ 丸 バツ
カルキ臭 三角 丸 三角 丸 丸 バツ
赤さび 二重丸 三角 二重丸 丸 三角 バツ
トリハロメタン バツ 丸 バツ バツ 丸 バツ
発癌物質
(トリクロロエチレン)
バツ 丸 バツ バツ バツ バツ
有機化合物 バツ 丸 バツ バツ バツ バツ
細菌 バツ 丸 二重丸 バツ 丸 バツ
重金属 バツ バツ バツ 二重丸 バツ バツ

濾過材によって取り去れる物質は全然違う!

上の表を見ると、万能な濾過材はなく、目的に応じていかに組み合わせるかが重要だということがわかります。浄水器メーカーは、それぞれが"目指す水"を作るため、複数のフィルターや濾過材を組み合わせて使用しています。

  • 不織布:繊維を織らずに絡ませて作った布。不純物を物理的に取り除きます。他の濾過材を通す前処理として目の粗い不織布が用いられることもあります。赤サビなどの除去に効果があります。
  • 活性炭:炭を高熱処理したもの。普通の炭よりもさらに微細で多数の穴が空いているので、様々な不純物や有害物質を吸着します。吸着済みの物質を完全に放出させる方法は無く、吸着量には限度があるため、定期的な交換が必須です。
  • 中空糸膜:超微細孔が開いた特殊な膜をストロー状にして濾過面を多くしたもの。塩素、カルキ臭などの元となる物質、細菌などを濾過できますが、熱に弱くお湯を通しただけで劣化したり、濾過速度が遅かったりと、使い勝手の悪さが目立ちます。
  • イオン交換材:特定の陽イオンまたは陰イオンを吸着するもの。イオン交換材の材質を選ぶことによって、水の硬度を上げている成分、硝酸、重金属など、特定の物質を除去できます。震災以降、セシウムを除去できることで有名になった"ゼオライト"も、イオン交換材のひとつです。

浄水器を選ぶ際には、使用する目的や、地域の水道水の特性などに応じて、除去したい物質を除去できる濾過材が使われているかどうかに焦点を当てて浄水器を選ぶことが必要です。

ちなみに、セラミック宝石・鉱物などもよく濾過材として使われていますが、これらは水をキレイにするというよりは、水のクラスター(分子の結合)を細かくして肌あたりを良くするなど、プラスアルファの効果を与える「整水器」の役割を担うものです。これらの効果も魅力的ですが、そればかりに気を取られて肝心の浄水性能が低いものを選んでしまわないように、注意しましょう。

また、どんな濾過材でも、使っているうちに、不純物で目が詰まったり吸着容量を超えたりするので、必ず、定期的な交換が必要です。

ちまたには、フィルター交換不要やメンテナンスフリーを謳う機器もあり、経済的で便利とばかりに飛びついてしまいがちですが、それは浄水器ではなく「活水器」です。磁気によって、赤錆や水垢の発生を抑えてくれますが、人体への悪影響が大きい塩素やトリハロメタンを除去する能力はありません。

安全で安心な水を得るには、必ず、水をちゃんと濾過して浄化するタイプを選びましょう。

pageup
 
人気のセントラル浄水器ベスト5
 
 
おいしくてやさしい水を全身で使おう!セントラル浄水器まるわかりガイド